長野の偉人

臥雲辰致(がうん・ときむね)・長野の偉人

臥雲辰致(がうん・ときむね/たつむね/たっち)・長野の偉人

信濃国安曇郡堀金村(長野県安曇野市堀金烏川)生まれ。

1842(天保13年8月15日)-1900(明治33)年6月29日 58歳

ガラ紡績機を発明した発明家。
「ガラ紡の父」

足袋底織業の家に生まれ、20歳で仏門に入り、信濃国安曇郡にある臥雲山孤峰院」(安楽寺塔中)の住持となる。1871(明治4)年、廃仏毀釈により廃寺となり、還俗し、寺号をそのまま姓とした。名は「たっち」とも「たつむね」ともよばれる。

臥雲辰致とガラ紡機
十九世紀において世界に誇れる「紡ぐ」アイデアと自動制御との優れた発明家・臥雲辰致の名前は、国際的に通用する初出文献、明治十年(一八七七)の英文目録に記録されている「GAUN TOKIMUNE」を無視することはできない。

還俗後、辰致は、若い頃から志していた綿糸紡績機の改良研究に没頭していく。

1876年(明治9)年、ついに臥雲式紡織機(ガラ紡)を発明。

1877年(明治10)年、第10回内国勧業博覧会に出品し、大好評を得、最高の賞である鳳紋賞牌を受賞した。なぜなら、従来の手による木綿のつむぎ法に代わる、水車を動力源にした機械的方法を考え、直径4cm、深さ20cmくらいのブリキの筒の中から引き出した綿にすぐ撚をかけて仕上げることができ、工程が簡単で、今までの数倍の能率を誇ったからである。

臥雲式紡績機は水車利用の綿糸紡績機で、回転する際にガラガラと音が出ることから、その後、ガラ紡績機の名で愛知県三河地方を中心に各地に普及したが、洋式紡績機が普及するにつれて1890年頃からは衰退していった。

臥雲辰致生家(長野県安曇野市堀金烏川)

安曇野市堀金歴史民俗資料館(安曇野市堀金烏川2753-1)
堀金出身の発明家・臥雲辰致のコーナーがあり、ガラ紡機一台と撚糸機一台がある。

安楽寺跡(長野県安曇野市堀金烏川188-3)

東京農工大学工学部附属繊維博物館(東京都小金井市中町2-24-16)

岡崎市郷土館・臥雲辰致記念碑(愛知県岡崎市朝日町3)

臥雲辰致翁肖像(昌光律寺・愛知県岡崎市伊賀町南郷中69)

明治村(愛知県犬山市)

産業技術記念館(愛知県名古屋市西区則武新町4)

日本綿業倶楽部(大阪府大阪市中央区備後町2-5-8)
手動式ガラ紡織機が保存展示されている。

臥雲辰致墓所(川澄家墓地・長野県松本市波田上波田)

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