仙台藩(宮城県)生まれ。石垣島ゆかりの偉人。
1869(明治2)年-1937(昭和12)年 69歳
石垣島の初代測候所所長。石垣島の先覚者。
八重山の歴史・民俗・生物などの研究に尽くした沖縄研究の先駆者。
第二高等学校中退後、気象研究を志し、札幌・根室の測候所をへて、1898(明治31)年、新設の石垣島測候所に勤務、以後69歳で生涯を閉じるまで約40年間石垣島で生活した。
石垣島にあって当時の台風・ハブ・マラリアなどの自然の猛威の中で不断の努力を重ね、気象学上の著作に加えて、民族資料の収集や「イワサキハルゼミ」など「イワサキ」を冠した新種の昆虫の報告は20数種にのぼった。
また、『石垣島案内記』、『ひるぎの一葉』、『石垣島気象篇』などを刊行。
石垣島を訪れた柳田国男・折口信夫ら多くの研究者を案内して八重山文化の紹介につとめ,地元の研究者を育てた彼の人柄は、島人から「天文屋の御主前」(ていんぶんやーぬうしゅめえ)と呼ばれ慕われた。
NHKの朝の連続ドラマ「風の御主前(かぜのうしゅまい)」の主人公としても有名。
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