三重県鳥羽市生まれ。
1858(安政5)年3月10日-1954(昭和29)年9月21日 97歳
真珠王・御木本真珠創業者。三重の三偉人のひとり。
鳥羽市のうどん屋の長男として生まれる。わかいころから商才を発揮し、さまざまな商売を経験するなかで、志摩の名産だった真珠の魅力に着目。絶滅が心配されたアコヤガイ(真珠貝)の養殖をはじめ、さらに真珠養殖にも挑戦し、試行錯誤しながら夢の実現へ邁進した。その夢とは、『世界中の女性の首を真珠で美しく飾る』という夢であった。
明治26年、5粒の半円真珠をつくり、さらに天然とかわらない真円真珠の養殖に成功し養殖真珠を紹介・販売してミキモト・パールの名をひろめ、世界中に真珠を普及させ、真珠王とよばれた。その偉大な功績から『十大発明家』として顕彰されている。
事業を拡大する一方で、故郷伊勢志摩に惜しみない愛情をそそいだ。事あるたびに賓客を志摩の自宅や真珠島に招き、真珠の魅力とともに伊勢志摩の美しい景観を広く紹介した。日本中を公園にしたい、というその願いは戦後伊勢志摩国立公園として実現する。
御木本幸吉生誕地(三重県鳥羽市鳥羽2丁目)
特許庁HP(十大発明家)
御木本幸吉記念館(三重県鳥羽市・ミキモト真珠島)
真珠王記念碑(東京都中央区銀座4-5-5ミキモトパールビル前)
御木本幸吉墓所 東京都・青山霊園
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